洗濯槽クリーナーで洗濯槽の黒カビや臭いを除去

毎日使っている洗濯機の使い方を知らない人はいませんが、洗濯機の掃除の仕方となると意外と知らない人が多く、中には「一切掃除はしない」と言い切られる人もいるようです。

長い間、洗濯機の掃除の仕方を知らずに使っていると、洗濯物に茶色や黒色のカスが付くようになってきます。このカスの正体は「洗濯槽(洗濯物を入れるドラム)の裏側についているカビ」です。

洗濯槽の裏側につく汚れやカビは嫌な臭いのもととなるだけでなく、洗濯機を回して洗濯物を綺麗に洗っているはずが、洗濯物をカビの生えた水で汚しているだけとなってしまうことにもなり本末転倒です。そうならないためには、定期的に洗濯槽を掃除する必要があります。

「洗濯槽クリーナー」で洗濯槽の内側に発生した黒カビを除去

洗濯機を使用しているとどうしても避けられないのが黒カビの発生です。目に見える部分は掃除が簡単にできるのですが、問題となるのは洗濯槽の内側に発生した黒カビです。

もちろん、分解掃除をすることで綺麗にすることは可能なのですが、そこまでの大掛かりな方法となると専門の業者に依頼するしかありません。そこでおすすめなのが洗濯槽クリーナーの利用です。

洗濯機の掃除には、市販されている「洗濯槽クリーナー」を使うのが一般的です。「塩素系」と「酵素系」のものがありますので、洗濯機の取扱説明書を読んで、どちらが推奨されているかを確認し、メーカーが推奨している方を使えばよいでしょう。

洗濯槽クリーナーには、粉末タイプと液体タイプの2種類がありますが、夏場は安価な粉末タイプ、冬場は粉末が溶けにくいため液体タイプを使用するのがおすすめです。

使用方法はとても簡単で、水位を最大にして洗濯槽クリーナーを投入し、数時間放置した後に洗濯機を通常通りに運転させるだけです。洗濯機の機種によっては、「洗濯槽掃除モード」を設定できる場合もありますので、それを利用するとよいでしょう。

定期的に洗濯機内の洗濯槽を掃除することで黒カビを防止し、いつでも清潔に洗濯することができるようにしておきましょう。なお、実際に洗濯槽クリーナーを使用する場合には、注意書きをよく読んでからご使用ください。

汚れだけでなく臭いにも有効な「洗濯槽クリーナー」

洗濯機を使っていると、見た目には汚れがないのに、洗濯槽の中の臭いが気になることがあります。その臭いの原因は、洗濯槽の裏側などの見えない場所にこびりついた汚れやカビで、除去しない限り臭いが自然に消えることはありません。

また、放置しておくと洗濯した衣類に、その嫌な臭いが移ることもありますので、気になったらすぐに掃除をして臭いの原因を取り去りましょう。洗濯槽を洗浄するために、専用の「洗濯槽クリーナー」が販売されていますが、これは汚れだけでなく臭いにも有効です。

使い方は簡単で、洗濯槽に水を高水位まで貯めてから「洗濯槽クリーナー」を投入し、洗濯槽を3分間だけ回します。この運転は、洗濯槽クリーナーを混ぜるために行うだけですので、選択モードは何でも構いません。しかし、すすぎや脱水はせずに3分経過したら、洗濯機のスイッチを切って運転を止めてください。

スイッチを切った後4時間放置し、浮いてきたワカメのようなカビや汚れを「ゴミすくい用ネット」や、使い古した「ストッキング」などで取り除いておきます。汚れが取り除けたら、再度洗濯機のスイッチを入れて、次は「標準コース」で洗いからすすぎ、脱水までを行って、洗濯槽クリーナーと汚れた水を洗濯槽から洗い流していきます。

一度で綺麗にならない場合は更に1〜2回、空のまま「標準モード」で洗濯機を回してすすいで掃除は完了です。水の代わりにぬるま湯を使うとさらに汚れ落ちがよくなります。

使用後にハッキリと違いがわかるのは、干したときのニオイの発生です。黒カビが除去されて清潔になった洗濯機で洗濯した衣類からは、生乾き時に発生するイヤなニオイが感じられないようになります。

洗濯機の構造上、洗濯槽の裏側を直接ブラシ等で洗うことは難しいので、このように定期的に専用の洗濯槽クリーナーを使って、汚れと臭いを落とされるとよいでしょう。

洗濯機の内部を掃除する頻度はどのくらい?

日常的に使用している洗濯機は、汚れものを洗うものですから、内部に汚れが蓄積しているケースが多く、定期的な掃除が必要です。最も汚れが付着するのは洗濯槽の裏側で、黒カビが繁殖していたり石鹸カスが固着していたりと、そのまま使用しているとせっかく洗濯したはずの衣類に汚れが再付着してしまう可能性が高くなります。

再付着した汚れは、干した時に感じる臭いの原因ともなります。洗濯後にもかかわらず衣類やタオルから臭いがする場合には、洗濯槽の掃除を行って汚れを取り除くと改善します。

洗濯機内における洗濯槽の掃除頻度は、1ヶ月に1度が理想的ですが、最低でも3ヶ月に1度は実施したいものです。定期的な掃除なら、市販の洗濯槽クリーナーを使い、カビや汚れを取り除くだけで大きな効果が感じられるものです。

また、糸くずフィルターの掃除や、本体の汚れなどの掃除頻度は、面倒臭がらずに1日1回、毎日行うことで汚れの蓄積を防ぎ、いつまでも洗濯機を綺麗な状態で、気持ちよく使用することができます。

洗濯機に限らず、様々な汚れについては基本、汚れがひどくなる前に取り除くのが一番です。汚れがこびりついてしまうと、一度の掃除だけでは落ちない場合もありますので、「最低でも3ヶ月に1度は洗濯槽の掃除」をおすすめいたします。


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