キッチンの基本的な掃除の仕方

キッチンは、油汚れと水アカが主な汚れの原因となります。油汚れは換気扇やガス台、水アカはシンクで主に発生します。どちらもこまめに拭くのが一番効率の良い掃除の仕方です。しかし理想通りにいかず、どうしよもないくらいに汚れてから、さあ大掃除という方も多いのではないでしょうか。

その時に使う洗剤などは、薬局やホームセンターなどでいくらでも購入することができますので、ここでは、基本的な掃除の仕方をご紹介します。

まずは掃除は常に「上から下」にしていきます。意外に多いのが、手元のガス台を綺麗にしてから、その上にある換気扇を掃除しだすパターンです。これは間違った掃除の仕方で、せっかく綺麗にしたガス台を、また汚してしまいます。掃除しやすいところから手を付けるのではなく、必ず上から下へ掃除していくのが基本です。

また、洗剤を希釈し薄めて使う洗剤の場合、よく「あまり薄めずに使ったり、原液のまま使う」人がいますが、これは意味がありません。希釈すべき洗剤は、濃度が上がっても洗浄力が増加しないだけでなく、洗剤が残ってムラができてしまいますので、洗剤によって決められた「程度な濃度」を守るようにしましょう。

最後に「外せるものは外して掃除する」のが、早く綺麗にできる正しい掃除の仕方です。例えば、換気扇の羽を掃除するのに、足場の悪い椅子の上に乗って掃除するより、羽を外してお風呂やシンクで洗うほうが、細かい部分も掃除しやすく、力も入りますし綺麗になります。

さて、以上3つの掃除の仕方をご紹介しましたが、やはりキッチンの掃除は、毎日3分の水拭きが、一番効果的で早く済む掃除の仕方です。

ステンレス製キッチンの掃除の仕方

ステンレス製キッチンに限らず、普段からまめに掃除することが、汚れが溜まらない一番の近道です。しかし、既に汚れが溜まってしまったステンレス製キッチンは、どのように掃除すればよいのでしょうか。

ステンレスは磨けば、ツヤと輝きが戻りますが、クレンザーなど研磨剤が入っているもので磨いてしまうと細かい傷を入れることになりますので、ドンドンとツヤや輝きが戻らなくなってしまいます。せっかくのステンレスの輝きを失わないためには、重曹を使用されるのがおすすめです。

重曹にも研磨する要素はありますが、粒子が固すぎないため、傷を付けるまでの強さが無いのです。重曹は、このように掃除に使う工業用以外でも、食用や薬用のものもある程で、肌にも優しいという特徴があります(掃除に使う工業用を食用・薬用として使えるわけではありませんのでご注意ください)。

この重曹を、水100mlに対して小さじ1杯の割合で混ぜて重曹水を作り、スポンジに付けてステンレスを磨くと、シンク内に付いた汚れがスッキリ綺麗に取れます。

水やお湯を出す、シングルレバー混合水栓や2ハンドル混合水栓にある継ぎ目や、その他キッチンにあるステンレス製品の細かい部分には、重曹を歯ブラシに付けて直接磨きます。すると、目では見えなかった黒カビなどがゴッソリかき出されて綺麗になります。

先にも述べましたが、一番よいのは、スポンジに中性洗剤を付けて汚れを軽く掃除することを習慣にしておくことです。キッチンの掃除も毎日の積み重ねが大切になりますので、簡単なルールを決めて続けていくことが綺麗なキッチンを維持するポイントですね。

キッチンの排水口のぬめり取りにも重曹が活躍!

雑菌が繁殖しがちで、ぬめりや汚れがべったりと付着していることが多いキッチンの排水口には、重曹を使ったお掃除が効果的です。

そんな排水口のお掃除を多くの人が嫌う理由がイヤな匂いとぬめりではないでしょうか。特にキッチンの排水口は、水だけではなく、油汚れや食事の残りカス、水垢などの様々な汚れが通過する場所ですので、雑菌も繁殖しやすく放っておくとすぐにぬめりが出てきます。

これを防ぐためには、ぬめりができる前にこまめに掃除するのが1番なのですが、そうはいっても毎日は大変…という方のために、ぬめり汚れができてしまった場合のお掃除方法をご紹介いたします。

排水口のぬめり取りに優秀なのが重層です。重曹とは、炭酸水素ナトリウムや重炭酸ソーダのことで、粉末の白い粉です。弱アルカリ性で、粒子が細かいため、クレンザーとして使うことができます。人体に無害で環境にも優しいため、安心してキッチンに使用できます。

お掃除の際には、まず、ほとんどの排水口には、生ごみを排水管に流さないようにするためのカゴがついていますので、このカゴを掃除します。たまったごみを取り除き、全体に重曹をかけて、スポンジや古い歯ブラシなどで磨いていきましょう。

全体に重曹をたっぷりとふりかけておいて、アクリルたわしや古い歯ブラシで、細かいところまでしっかりとこすり、最後にお湯で流します。排水口のカゴがプラスチックの場合は、耐熱温度によって、かけるお湯の温度を調整してください。

次に、カゴを取った状態の排水口に、重曹カップ1杯をかけてからお酢カップ1杯を流し入れます。そうすることで重曹とお酢が化学反応を起こし、シュワシュワと発泡しながら排水管を流れていきます。それがぬめりを取ってくれるのです。またお酢には抗菌作用があるため雑菌の繁殖の予防にもなります。

泡が出てきたらしばらくそのまま放置します。その後2時間ほど放置し、汚れや臭いが落ちたらお湯をかけて流しましょう。もちろん、お酢や重曹を使わなくても、市販されている排水口専用のクリーナーや洗剤でもお掃除できます。

塩素系洗剤には優れた殺菌力も備わっていますので、排水口の気になる雑菌にも効果的です。ただし、塩素系洗剤を使用される場合は、十分な換気はもちろん、酸性の洗剤と混ぜると塩素ガスが発生しますので、絶対に一緒に使用しないよう注意して使用してください。いずれの場合も、排水口に流し入れてしばらく置いてから、お湯で一気に流してお掃除は完了です。

お掃除の際の注意点としては、金属製たわしなどでこすると一見綺麗になりますが、傷が付いてしまうことでそこに新たな汚れ、雑菌が付きやすくなり、さらになかなかお掃除でも取れにくくなってしまいますのでご注意ください。

また、排水口の網カゴ自体を変えてしまうというのも、お手入れを楽にする一つの方法です。銅の殺菌作用によってぬめりの発生を抑えてくれるものや、抗菌効果が施されたステンレス製のものなどが販売されていますので、そのようなカゴに交換されると、雑菌の繁殖や悪臭の発生を抑える効果があります。


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