洗濯機の排水トラップのお掃除と臭いを断つ方法

脱衣所や室内に置いている洗濯機周りから、下水のような臭いが上がってくることはありませんか?それは洗濯機の排水口に問題があるかもしれませんので、一緒に解決していきましょう。

まず「防水パンがある場合」です。防水パンとは、洗濯機から水が漏れても床に染み込まないように、四方が立ち上がっている四角いタライのようなものです。防水パンの排水口は「トラップがある種類」となりますので、基本下水からの臭いは上がってこない構造となっています。それでも下水の臭いがするのは「排水口の中が下水のようなヘドロで一杯になっているため」ですので、急いで排水口を掃除しましょう。

まず洗濯機を動かして、排水口が掃除できる状態にします。そして、排水ホースを排水口から外し、排水口のフタを開けます。真ん中に見える排水トラップには4箇所の突起が出ていますので、その突起を引っ掛けるようにして反時計回りに回して取り外します。

トラップを外すと中に糸くずや洗濯洗剤のカス、髪の毛などが溜まっていたり、壁面にヌルヌルの汚れがこびりついていると思いますので、歯ブラシやスポンジを使って掃除します。排水トラップが掃除できたら元に戻して排水口の掃除は完了です。

次は「防水パンがない場合」です。防水パンが無い場合は、排水口が排水管を通して下水に直接つながっている構造で「トラップのない種類」の排水口となります。そのため、洗濯機の排水ホースと排水の差し込み口の間から下水の臭いが上がってきていると思われます。

一番良い方法は、この差し込み口を排水トラップ付きの排水口に変える事ですが、大掛かりな工事になりますので、「洗濯機排水トラップエルボ」と「防臭ゴム」で隙間をふさぎ、臭いが上がってこないようにフタをするのが現実的でしょう(もちろん、洗濯機の排水は可能です)。

取り付け方法は簡単で、排水の差し込み口に「防臭ゴム」をはめて、その上から「洗濯機排水トラップエルボ」を差し込みんだ後、排水ホースと接続します。部品は全てホームセンターで購入できますが、排水管の穴のサイズにあったものを購入する必要がありますので、あらかじめメジャーなどでサイズを確認してから買いに行くようにしましょう。

このように洗濯機の排水口に設けられている排水トラップの種類によって、臭いを抑える方法が変わりますので、今度臭いが気になった時に試してみてくださいね。


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