キッチンシンクや排水管を掃除して家族の健康を保とう

皆さんはキッチンの排水管の詰まり予防に、どのようなお掃除をされていますか?マンションにお住まいの方ですと、定期的に業者による高圧洗浄が入ることもあるでしょうが、普段はブラシでこすったり、専用の洗剤で汚れを落としていることが多いのではないでしょうか。

ちなみに、アメリカのある大学の研究調査によると、キッチン用スポンジにはなんと約2.5㎠あたり1000万個のバクテリアがいるという驚きの結果が報告されています。実は、キッチンシンクはトイレ便座の20倍汚いそうです。

また、感染性胃腸炎の元となるウィルスには、次亜塩酸ナトリウムが効果的です。キッチン用の漂白剤などに含まれています。ただ、次亜塩酸ナトリウムは人体にも有害ですので、使用後は必ず水でよく流す必要がありますので、取り扱いには注意しましょう。

排水管がひどく汚れてしまってから掃除するのは大変ですので、面倒くさいとは思いますが、常日頃から食器やシンクを洗った後に、排水口や水切りカゴも綺麗に洗っておかれると、簡単に汚れを落とすことができますね。

最近では、「バイオ」の力で抗菌物質を発生させてカビや細菌の繁殖を抑えたり、排水管の臭いや汚れを分解する環境に優しい洗剤なども販売されています。シンクには、市販の除菌用アルコールを吹きかけるなどして除菌するのもおすすめです。

エコやご家族の健やかな健康のために、排水管を含めた毎日のシンク掃除の習慣を身につけませんか。ここでは、ご家庭に常備されていることも多い重曹やクエン酸を使った安全なお掃除方法をご紹介しますので、よかったら参考になさってくださいね。

クエン酸でキッチンの水垢を簡単に掃除する方法

毎日使い続けているキッチンは、綺麗に掃除していると思っていても意外と汚れが溜まっているものです。特に使用頻度が高いシンクの水垢汚れは溜まりやすく、乾いている状態でシンクが白く見える場合には、既に水垢が溜まってしまってる状態となります。

このように水垢が付いてしまった、キッチンのシンクの水垢を簡単に取る方法をご紹介します。まず水垢の原因は、水道水に含まれる炭素カリウムで「アルカリ性」です。そのため、逆の性質を持つ「酸性」で化学反応を起こさせ中和することで掃除しやすくします。そのため今回は、酸性の代表格である「クエン酸」を使って掃除してみます。

水垢がそれほど溜まっていない状態ならば、手近にあるクエン酸、「酢」や「レモン」が使えます。酢ならそのまま、レモンは輪切りにして水垢部分に塗って、時間をおいた後、スポンジなどでこすって水垢を落とします。

これで落ちない場合は、霧吹き器に入れた400mlの水に掃除用クエン酸を小さじ2杯入れた「クエン酸水」を使います(市販のクエン酸水でも構いません)。しつこい水垢部分に霧吹きでクエン酸水を吹きかけて、流れないようにキッチンペーパーなどでパックします。

時間を置いたあとに、使い古しの歯磨きなどを使い、しつこい水垢をこすって落としていき、水垢が取れたら完了です。しかし、ここで終わってしまうと、クエン酸が乾いた後に白い跡となってしまいますので、霧吹き器で付けたクエン酸は、中性洗剤を使って洗い流しておくのを忘れないようにしてください。

簡単に掃除できるキッチンの水垢ですが、毎晩寝る前に、シンクの水滴を拭き取っておくだけで、綺麗な状態が保てますので、なるべく水垢が溜まらないように使い続けたいものですね。

重曹を使ったキッチンシンクの浸け置きお掃除

シンク内のお掃除は、ぬるま湯と重曹を使った浸け置き洗いもおすすめです。まずはシンク内に置いている三角コーナーや洗剤、スポンジやスポンジ台などを全て取り外し、シンクに何もない状態にしてください。

次に、排水口にフタをしてシンク内にぬるま湯をためます。排水口にフタがない場合には、排水口を塞ぐことができる大きさのお皿で排水口をふさぐか、不要になったタオルを詰めても構いません。

シンクにぬるま湯がたまったら、その中に「重曹」を振り入れて、30分程度浸け置きし、30分経過後にシンクの水を排水します。シンクの水が抜けたら「メラミンスポンジ」を使って全体的にこすります。シンクの底面や側面の入隅(角になっている部分)は汚れが溜まりやすいので、注意して掃除します。油汚れが原因となっているシンクの汚れは、これで簡単に綺麗になります。

最後に水ですすぐとシンクの曇が取れ、まるで新品のようなクリアな輝きが取り戻せているはずです。但し、メラミンスポンジを使う際には、一つだけ注意点があります。メラニンスポンジは「表面加工しているもの」に使ってはいけません。

シンクの素材によっては表面を研磨してしまい、コート剤を剥がして反対に輝きを失ってしまう場合がありますので、表面加工していないかどうかを確認してから使用するようにしてくださいね。

またシンクをお掃除する際に、蛇口(シングルレバー混合水栓や2ハンドル混合水栓など)も磨くと、さらにお掃除後の美しさが引き立ちます。蛇口のレバーは調理しながら触る部分ですので、食べ物汚れや手垢などで意外と汚れている部分です。シンクやレバーの汚れが落ちたら、お湯で洗剤を洗い流し、最後に乾いた布巾(ふきん)で水気を取っておきます。

重曹はスーパーでもドラッグストアでも簡単に手に入りますし、食品に添加されることもあるので、安心して台所で使うことができます。シンクの掃除用スポンジは、目が荒すぎずシンクを傷つけない素材のものを用意しますが、使い古した食器用スポンジで十分です。

台所で食器を洗うキッチンシンクが汚れていると、気分も沈みますし衛生的にもよくありません。また、シンクは汚れがひどくなってから掃除をしようとすると、とても時間がかかってしまいます。しかし、ちょっとした工夫でシンクを毎日ピカピカに保つことができますので、できれば1日に最低1回、シンクを洗って拭いておかれることをおすすめします。

キッチンの排水口のお掃除には「重曹+お酢」がおすすめ

キッチンは食材を扱う場所だけに、いつもきれいにしておきたいところですが、シンクは毎日きれいにしていても、排水口まで毎日掃除するのは億劫だという方も多いのではないでしょうか。

そうは言っても、キッチンの掃除を怠ると、排水口がヌルヌルになっていたり、夏場などはすぐに悪臭がしてくるというのはよくある悩みです。その原因は、食材のカスを栄養に繁殖した菌やカビなどの微生物で、それがぬめりや臭いのもとになっています。

そんなキッチンのお掃除には重曹とお酢がおすすめです。まず多めに重曹をふりかけた後、お酢をかけると弱アルカリ性と酸性の発砲作用で泡が出ますので、10分ほど放置して、そのあと熱めの湯をかけます。

漂白剤のような危険がありませんので、小さいお子様がおられるご家庭などでも安心ですし、触るのもためらわれるようなヌルヌル汚れに触らずにお掃除できますよ。

また、普段から汚れを溜めずにこまめに掃除することが基本ですが、予防策というのがあると普段の掃除の間隔を少し空けられるかもしれません。そこで効果を発揮するのがアルミホイルです。

アルミは水に触れたときに金属イオンを発生しますが、細菌はこれを嫌いますので、アルミホイルをふわっとまるめてゴミ受けや排水口などに投入するだけでぬめりを予防する効果があります。これも手を汚さず簡単ですので、ぜひ一度お試しくださいね。

シンク周りの掃除の方法について

シンク周りの掃除の毎日のお手入れとしては、食器を洗った後に、台所用洗剤をつけたスポンジでこすってから水でよくすすいでおきましょう。この時、水滴をきれいに拭き取っておくと、水垢が付着するのを防いで綺麗な状態を保つことができます。

また1週間に1度程、クリームタイプのクレンザーや粒子が柔らかい重曹を利用してシンク内をこすり、その後、水でよくすすいで乾いた布で拭き取っておくとよいでしょう。このとき、シンクと一緒に、水垢がつきやすい水栓金具(シングルレバー混合水栓など)も、スポンジや歯ブラシを使って掃除しておきます。

重曹で掃除しても取れない汚れは水垢の可能性が高いため、クエン酸をつけたスポンジで汚れている部分を掃除しましょう。

また排水口からの詰まりやニオイを防ぐために、排水口専用の洗浄剤などを使用して、排水パイプの中も定期的に掃除するのが望ましいです。シンクまわりの掃除は、毎日の積み重ねが一番綺麗になり、時間もかかりませんので、汚れがひどく付く前のお掃除をおすすめいたします。


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