キッチンのどんな場所の掃除にも使える洗剤がない理由

毎日の掃除をしていて「どの部分の掃除にも使える洗剤があったらいいな」と思ったことのある人は多いに違いありません。洗剤は、それぞれ浴室用や食器用、またトイレ用やキッチン用と用途が分かれています。なぜなら、それぞれの場所で「汚れの原因」と、「汚れがついている物の材質」が違うために、同じ洗剤で掃除しても、効果的に汚れを落とすことができないからです。

例えば、キッチンのレンジまわりに固まった油汚れを掃除するのに使う「レンジ専用の洗剤」には、素早く油を溶かす成分が含まれていますが、この洗剤をトイレの尿石で茶色く変色した所にかけて掃除してもトイレは綺麗になりません。なぜなら、尿石は油汚れではないからです。

また、シンクに付いた頑固な水アカは、細かい粒子(研磨材)が入っている洗剤で、水アカを削って落としていますが、この洗剤でキッチンの油で汚れた換気扇を磨いても、油汚れが取れないだけでなく、プラスチックの換気扇は傷だらけとなってしまうでしょう。

このように、一言で「キッチンの掃除ができる洗剤」といっても、一つで全てをこなせるわけではなく、その用途に合った洗剤を使う必要があるのです。洗剤の「用途」については、パッケージ裏面に書かれています。また他にも「このようなものには使えません」とか、「使い方」など書かれていますので、その表示に正しく従い、キッチンの掃除を行うようにしてくださいね。

キッチンの排水口が洗剤の使いすぎるで詰まる⁉︎

長年使用しているキッチンでは、いくら綺麗に使っていたとは言え、やはり年数が経っていればそれだけ汚れも溜まるのも仕方がないことです。特に料理をよくされるご家庭などでは、油汚れや料理後の残りカスなどが多くなりますので、どうしても排水口は汚れやすく、排水管も詰まりやすくなる傾向にあります。

長い間丁寧に使ってきたキッチンを、リフォームされる際などは、新しいキッチンを少しでも綺麗な状態で長く使っていきたいと思いますね。そんな時、このような疑問がわくかもしれません。「綺麗に掃除していても、やはり排水口の汚れはどうしようもないものなのか?」と。

ですが実は、この「綺麗に掃除していても」というところに、思わぬ落とし穴があるのです。キッチンをいつも綺麗にしておこうというお気持ちは本当におくわかりますし、もちろんお掃除はこまめにした方が清潔な状態が保てることに間違いはないのですが、実は落ちた洗剤が排水口にへばりついて、排水口の汚れがひどくなることがあるのです。

洗剤をたくさんつけた方が食器も綺麗になると思われる方は多いのではないかと思いますが、食材や洗剤のカス、油などが排水口や排水パイプに層となってこびりつき、水の流れを悪くしてしまいます。

まさか洗剤の付けすぎで排水口に汚れが詰まっていくなんて、と思われたかもしれませんが、洗い物をされる際には、洗剤の使い過ぎに注意しましょう。適量に気をつけて洗剤を使用することは、環境にもよく、手荒れなどの防止にもつながりますので、ぜひ実践してくださいね。


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